
カトレア
洋ランの中でも可憐で華やかな存在のカトレア。
胡蝶蘭やシンビジウムとは、また違った魅力的な花です。
花一輪が大きく、花のバリエーションと香りの種類も豊富なところが人気です。
▼夏~秋咲き品種の育て方は?
一般的に洋蘭の中でも、春から新芽が伸びて年内に花を咲かせるタイプの品種は育てやすいです。
大切な花芽持っている時期に冬を迎えることなく(低温や温度変化・環境の変化)咲くからです。
低温期には新芽が小さい状態か、植物が休眠状態になっているので、花への変化の影響が小さいと見られます。
育て始めるなら秋咲きが「オススメ」と言われるのは、こんな理由があるのです。

多くのカトレアの仲間は、春や秋のように人間もすごしやすい気候を好みます。
温度管理で気をつけるところは、やはり冬期の最低温度になります。夜間、カトレアを管理している場所で、明け方の一番冷え込む時間帯が10℃くらいであれば栽培できますので、挑戦してみましょう。
春になり八重桜が咲き終わる頃になれば、野外での自然温度にも順応してきますので、昼夜を問わず外で栽培できます。
温度
多くのカトレアの仲間は、春や秋のように人間もすごしやすい気候を好みます。
温度管理で気をつけるところは、やはり冬期の最低温度になります。夜間、カトレアを管理している場所で、明け方の一番冷え込む時間帯が10℃くらいであれば栽培できますので、挑戦してみましょう。
春になり八重桜が咲き終わる頃になれば、野外での自然温度にも順応してきますので、昼夜を問わず外で栽培できます。
<ワンポイント>オールシーズン共通
違う鉢サイズに対して同時に水やりを行った場合、小さな鉢から乾燥しますので、2回目以降は各鉢への水やりのタイミングがずれてきます。これをいつも同じタイミングで与えていると、サイズの大きな鉢ほど根腐れとなります。同じサイズの鉢同士を近くに置き、水やりをずらして行うことで防げますので試してみましょう。
水やり
春(夜温が15℃を超える頃)から秋は、日光の当たる風通しの良い戸外に置きましょう。目安は八重桜が咲き終わった頃です。
最初は戸外の日陰に出し、少しずつ慣らしてから十分な日光に当てるようにします。自然の風雨に さらされることで、茎や葉、根などが勢いよく伸び続けます。日差しが強くなってきたら、庭木の下などの風通しのよい場所に移してあげましょう(約35%の遮光下)。
6月の梅雨と9月の長雨の時期は、一時的に雨が当たらない場所に置きます。明け方の最低気温が平均して10℃以下になる頃には、戸外から室内の日の当たる場所に移動させます。
<ワンポイント>
カトレア類は日光が好きです。よく、花が咲かなくなった人の話を聞くと、ほとんどの方が一年中室内の窓辺に置いているようです。人間の目で明るく見えるところでも、カトレア類にとっては光線量が不足していることが考えられます。太陽と植物が直線でむすべるような場所へ置いてあげることが理想となります。
置き場所
植え替えに適した時期は、春になります。また、調子を崩した株などは、その都度行います。
■鉢増し作業
基本的に植物が健康で順調良く育っている場合は、株分けよりも鉢増しをオススメします。植物も生き物ですからカラダを切られたり根を傷めたりすることは良くありませんので。
そこで、植わっている鉢ギリギリまで大きくなった物は、一回り大きめの鉢へそのまま植え替えます。
■株分け作業
健康を害して調子が悪い物や、芽の出方が片寄ってしまい両側で成長した物、または大きくなりすぎた物などは株分けをして育てなおしましょう。この時、根の状態が悪い物は、植え込み材料を取り除き、黒く痛んだ古い根を切り取り、新しい植え込み材料で植えます。
植え替え直後1ヶ月間は、根が傷んでいるため5日~1週間に一度のペースで水を葉・株全体に与え、1ヶ月も経つと新しい根が動き出しますので、徐々に水やりを増やしてゆきます。