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洋蘭図鑑オンシジウムとその仲間 ≫ ウィルソナラ パシフィックコマンド

ウィルソナラ パシフィックコマンド
Wilsonara Pacific Command ウィルソナラ パシフィックコマンド
品種名 ウィルソナラ パシフィックコマンド
学名 Wilsonara Pacific Command
サイズ 株が出来上がると花茎が80cm〜1m程になります。
開花期
栽培難度 ★初心者向け

Wilsonara Pacific Command
(Oncidium Sphacetante × Odontioda Topance)

ウィルソナラ パシフィックコマンド


マホガニー色の花一輪が比較的大きな種類です。
バルブが出来上がると、花茎が枝分かれしボリューム満点となります。

カリフォルニアの蘭園で見つけてきた実生株の中から選抜したものです。




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育て方

原産地は、西インド諸島、メキシコから中央アメリカ、ブラジルなど南米の熱帯地方にかけての広い地域で、約500種の原種があると言われています。自生地では、標高500〜1500mのあたりに生育する樹木に着生しています。

園芸店等で販売されている種類は、比較的育てやすい種類ですが、専門店などで販売されている一部の原種等は、夏場の熱帯夜が苦手な種類もありますので購入の際に問い合せて下さい。

温度

オンシジュームは比較的低温に強い種類です。

越冬する理想の最低温度は15度ですが、冬の最低温度が7度程度あれば越冬できます。夏の高温にも特別注意する必要はないですが、風通しと充分な水やりを心がけて下さい。

外気の最低温度が15度以上になったら外に出し、逆に15度以下になったら室内に入れます。

春になり八重桜が咲き終わる頃になれば、野外での自然温度にも順応してきますので、昼夜を問わず外で栽培できます。

水やり

すべての季節において、鉢の中が乾いたらたっぷり水やりを行うことが基本となります。

新芽と新根が伸び始めた春頃から夏場にかけては、気温の上昇と共に乾燥が早くなってくるここと思います。さらに順調に成長を続ければ根の量も増えてきて、水分吸収量も増えてきますので水を与える回数も増えてくるはずです。この成長期には、乾燥させすぎないように注意して水やりしましょう。

極端な例ですが、鉢で栽培していても一日で乾けば毎日与えても良いでしょう。

秋から冬にかけては気温が下がってきますので、夏場から比べると水やりの間隔が少し伸びてくるようになります。夜間の温度が15℃を下回り始めると、乾きづらくなってきますので夏場と同じような間隔で行うと根腐れの原因となりますので、乾燥具合を確認しながら行いましょう。

冬になると室内での水やりとなりますが、基本は同じです。気をつけたいのは、室内の温度によって乾燥具合が変わってきますので、基本を守って乾いたら与えましょう。

この時期、つぼみが見え隠れするようになった場合、乾燥させすぎるとつぼみが黄色くなって落ちてしまうことがありますので、乾いたらすぐに与えるように心がけましょう。


<ワンポイント>オールシーズン共通
 
 違う鉢サイズに対して同時に水やりを行った場合、小さな鉢から乾燥しますので、2回目以降は各鉢への水やりのタイミングがずれてきます。これをいつも同じタイミングで与えていると、サイズの大きな鉢ほど根腐れとなります。同じサイズの鉢同士を近くに置き、水やりをずらして行うことで防げますので試してみましょう。

置き場所

春(夜温が15℃を超える頃)から秋は、日光の当たる風通しの良い戸外に置きましょう。目安は八重桜が咲き終わった頃です。

最初は戸外の日陰に出し、少しずつ慣らしてから十分な日光に当てるようにします。自然の風雨にさらされることで、茎や葉、根などが勢いよく伸び続けます。日差しが強くなってきたら、庭木の下などの風通しのよい場所に移してあげましょう(約35%の遮光下)。

6月の梅雨と9月の長雨の時期は、一時的に雨が当たらない場所に置きます。明け方の最低気温が平均して10℃以下になる頃には、戸外から室内の日の当たる場所に移動させます。


<ワンポイント>

オンシジウム類は比較的日光が好きです。よく、花が咲かなくなった人の話を聞くと、ほとんどの方が一年中室内の窓辺に置いているようです。人間の目で明るく見えるところでも、オンシジウム類にとっては光線量が不足していることが考えられます。太陽と植物が直線でむすべるような場所へ置いてあげることが理想となります。




日光が大変好きですので、年間を通して充分日に当てるようにします。八重桜が咲き終わった頃から10月下旬頃まで戸外に置き、30%ほど遮光をします。10月下旬からは室内で窓越しの光に十分当てます。朝から夕方まで長く日光に当てるようにして下さい。

肥料

新芽が伸び始める4月から9月いっぱいまで置肥(油かす)を月に一回、液肥は9月いっぱいまで7日〜10日に1回の間隔で与えます。9月10月はリン酸分が多めの液肥を与えるようにします。秋以降、肥料は与えません。

病害虫

戸外で栽培したり、多湿気味の栽培をすると軟腐病や他の病気になりやすくなりますので、定期的に総合殺菌剤を散布して予防を心がけましょう。特に、室内から戸外へ出したとき(逆も)、6月と9月の長雨の時期の周辺は病気になりやすいので、その前後には散布するように心がけましょう。

季節を問わず葉の裏や、花弁の裏側に白い粉状の虫や、茶色の半球状の虫がつくことがあります。これはカイガラムシですので市販の薬剤を、葉と植え込み材料に散布して退治しましょう。

特に室内で乾燥気味に栽培していると、葉の裏全体が白っぽくなることがあります。これはダニですので市販のダニ専用薬剤で退治しましょう。花の咲いている時期に発生すると、花持ちが悪くなる事があります。これは花の花粉をダニが食害していることが考えられます。

 それらをそのままにしておくと株がだんだん衰弱してゆきますので、早期発見・早期治療が必要です。

植え替え

植え替えに適した時期は、春になります。また、調子を崩した株などは、その都度行います。

■鉢増し作業

基本的に植物が健康で順調良く育っている場合は、株分けよりも鉢増しをオススメします。植物も生き物ですからカラダを切られたり根を傷めたりすることは良くありませんので。

そこで、植わっている鉢ギリギリまで大きくなった物は、一回り大きめの鉢へそのまま植え替えます。

■株分け作業

健康を害して調子が悪い物や、芽の出方が片寄ってしまい両側で成長した物、または大きくなりすぎた物などは株分けをして育てなおしましょう。この時、根の状態が悪い物は、植え込み材料を取り除き、黒く痛んだ古い根を切り取り、新しい植え込み材料で植えます。

植え替え直後1ヶ月間は、根が傷んでいるため5日〜1週間に一度のペースで水を葉・株全体に与え、1ヶ月も経つと新しい根が動き出しますので、徐々に水やりを増やしてゆきます。

来年花を咲かせるワンポイント

日差しと水は植物にとって必要ですので、なるべく日差しにあたるようにしましょう。

「置き場所」での<ワンポイント>にも書きましたが、太陽と植物が直線的にあたる場所に置くと良い結果となるでしょう。冬場、室内に入り込んでいた日光も、春を過ぎ夏になると室内には入ってこない事が多いと思います。これは、夏は太陽が高くなることが原因ですね。ご自宅の太陽の動きを今一度観察してみてください。

温度管理や水やりも重要ですが、一番気をつけることは光線量の確保だと思いますので、心当たりの方は置き場所を工夫してみてください。

つぼみが伸びてきたら、普段よりも多めに水を与えるようにします。つぼみが開花する時には十分な湿度が必要なので、株全体に霧を吹いてやります。




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